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SAMOA

ラグビー サモア代表 (マヌー・サモア)

世界ランキング11位 (2012-01-30)
代表チームManu Samoa
代表監督Fuimaono Tafua
世界ランキング (2012-01-30)
8 WAL79.61
9 TGA76.63
10 SCO76.20
11 SAM75.81
12 ITA73.99
13 CAN72.92
14 GEO71.09
 

サモアの伝説的な戦士「マヌー」の名を冠する青き軍団は、その強靭な肉体と集中力で度々強豪をおびやかす。

かつては「西サモア」と呼ばれていたサモア独立国は、近隣のフィジートンガ同様にラグビーの人材輩出国ともなっている。特にニュージーランドには多くの名選手が移住しており、前オールブラックス主将の Tana Umaga や、史上最高のNo.8とも言われる Michael Jones など、枚挙にいとまがない。

総じてガッシリした体格の重戦車のような選手が多いが、瞬発力が高くランニング・ラグビーも不得手ではない。ワールドカップでは第1回には招待されず、初参加の第2回大会でトップ8に入った。大物食いも何度か見せるが、直近のワールドカップではプール敗退が続き、パシフィックアイランドの盟主の座はフィジーに譲りつつある。

一方でセブンス(7人制)ラグビーで大きな進歩を見せており、2010年ワールドシリーズでは遂にオールブラックスに競り勝ち、優勝を飾った。こういった実績を重ねて、例えばオールブラックスに入ること以上にマヌー・サモアへのロイヤリティを喚起する事が出来れば、一気に上位へ飛躍することも出来るかもしれない。

Siva Tau

ニュージーランドの Haka、あるいはフィジーの Cibi などと同様に、試合前に Siva Tau と呼ばれるウォー・ダンスを行う。

Siva Tau はサモアのウォー・ダンスの総称で、曲や歌詞によって幾つもの種類がある。かつては “Ma’ulu’ulu Moa” が行われていたが、1991年のラグビーワールドカップを機に、より攻撃的なパフォーマンスを目指して現在の “Manu” が作られた。

Le Manu Samoae ua malo ona fai o le faiva,
le manu samoae ia malu ona fai o le faiva
Le Manu Samoa lenei ua ou sau
Leai se isi Manu oi le atu laulau
Ua ou sau nei ma le mea atoa
O lou malosi ua atoatoa
Ia e faatafa ma e soso ese
Leaga o lenei manu e uiga ese
Le Manu Samoa
Le Manu Samoa
Le Manu Samoa e o mai I Samoa Le Manu!
マヌー・サモアは、
この使命を果たしてみせる
マヌー・サモアがやってくる
こんなチームは他にはいない
さあ、準備は整った
俺の強さは、今こそ最高潮
道を開けろ、脇に寄れ
このマヌーは特別だからな
マヌー・サモア
マヌー・サモア
サモアに君臨する王者だ

歴史

ラグビーがサモアに伝えられたのは1890年代後半、マリスト兄弟によってであった。ラグビー協会が形を成したのは1920年代に入ってから。

最初の国際試合は宿敵となるフィジーとの一戦で、1924年8月のことであった。首都 Apia にフィジーを招いての試合であったが、なんと試合開始は午前7時。試合後に選手たちが仕事に行けるよう、早朝になったのだという。ハーフウェイラインに巨大な樹が茂るフィールドで行われた記念すべき戦いは、6-0でフィジーの勝利であった。続く試合は9-3でサモアが勝利し、最初のツアーとしては1勝1敗の引き分けで終わった。

1954年にはフィジー、トンガをツアーでまわる。戦績は1勝7敗で、残念な結果であった。

1982年、このフィジー、トンガとサモア(当時は西サモア)で「パシフィック・トライネイションズ」を結成。これが後に日本も加わるパシフィック・ネイションズ・カップへと発展していく。この初回大会でサモアは優勝を飾るも、続くシーズンからはフィジーが台頭し、彼らの2度目の優勝は1990年まで待たねばならなかった。

この時期、サモアはワールドラグビーにおいて、やや孤立した存在であった。独立国となってからの経済的不安などから対外試合も積極的ではなく、わずかにウェールズがツアーで訪れた際に欧州に名前が伝えられるのみ。そのせいか、隣国ニュージーランドで行われた第1回ワールドカップへ招待されることは無かった。これはフィジーやトンガが呼ばれているだけに、彼らのプライドを傷つけた。

1991年 第2回 イングランド大会

失意の第1回ワールドカップ後、サモアは欧州遠征などを敢行し、積極的に強化策を展開していく。はじめて行われたワールドカップ予選を勝ち抜いて実力で初の出場権を獲得し、意気軒昂でイングランドへと乗り込んだ。

この大会で、サモアは大きなインパクトを世界に与える。記念すべきワールドカップ緒戦で8大強国のひとつであるウェールズを僅差で破ると、今大会で優勝するオーストラリアを相手に双方ノートライの死闘を演じる。最後はアルゼンチンに完勝して、見事に2位でプール戦を突破する番狂わせを起こした。

準々決勝でスコットランドに敗退するも、サモアの存在感を大いに知らしめる戦いぶりを示した。

Pool-C サモア SAM 16 - 13 WAL ウェールズ 1991-10-06
Pool-C サモア SAM 3 - 9 AUS オーストラリア 1991-10-09
Pool-C サモア SAM 35 - 12 ARG アルゼンチン 1991-10-13
準々決勝 サモア SAM 6 - 28 SCO スコットランド 1991-10-19

1995年 第3回 南アフリカ共和国大会

1993年の香港セブンスで優勝する快挙を果たし、勢いをつけて彼らにとって2度目のワールドカップを迎える。

緒戦でイタリアをくだすと、2戦目ではアルゼンチンに、ラスト10分で10点差を逆転する鮮やかな勝利。イングランドには屈するも、またしても2位でプールを突破した。

準々決勝では、開催国で今大会優勝を果たす南アフリカと当たってしまい、再びトップ8での敗退となった。

Pool-B サモア SAM 42 - 18 ITA イタリア 1995-05-27
Pool-B サモア SAM 32 - 26 ARG アルゼンチン 1995-05-30
Pool-B サモア SAM 22 - 44 ENG イングランド 1995-06-04
準々決勝 サモア SAM 14 - 42 RSA 南アフリカ共和国 1995-06-10

1999年 第4回 ウェールズ大会

緒戦で日本に快勝するも、ワールドカップで3度目の対戦となるアルゼンチンに、ついに雪辱される。しかし毎回「何かを起こす」サモアは、プール最終戦で開催国ウェールズを撃破する。しかし得点の差でまたしてもプール2位となってしまい、今大会での特殊方式でプレーオフへ進むことになった。

プレーオフではスコットランドと対戦。初参加であった第2回大会でも決勝トーナメント緒戦で当たった相手だが、その時同様に敗退となった。

Pool-4 サモア SAM 43 - 9 JPN 日本 1999-10-03
Pool-4 サモア SAM 16 - 32 ARG アルゼンチン 1999-10-10
Pool-4 サモア SAM 38 - 31 WAL ウェールズ 1999-10-14
プレーオフ サモア SAM 20 - 35 SCO スコットランド 1999-10-20

2003年 第5回 オーストラリア大会

今大会から5チームによる戦いになったプール戦、サモアはイングランド、南アフリカという南北半球を代表する強国と同組になってしまう。毎回波乱を演出するサモアであったが、今回はこれらの強豪に連敗。決勝トーナメント進出は、ならなかった。

Group-C サモア SAM 60 - 13 URU ウルグアイ 2003-10-15
Group-C サモア SAM 46 - 9 GEO グルジア 2003-10-19
Group-C サモア SAM 22 - 35 ENG イングランド 2003-10-26
Group-C サモア SAM 10 - 60 RSA 南アフリカ共和国 2003-11-01

2007年 第6回 フランス大会

今大会、サモアは14人のニュージーランド生まれの選手を擁して大会に臨んだ。逆にニュージーランド代表オールブラックスには、5人のサモア生まれの選手が含まれていた。地理的に近い両国のため、サモア人の血を引くニュージーランド生まれの選手や、サモアで生まれながらより良いラグビー環境を求めてニュージーランドでプレーする選手が非常に多い。そんな中で、黒衣の栄光をつかむことの出来た選手と、そこには届かずサモアで代表となった選手たちという図式である。

前回に続きイングランド、南アフリカと同組になってしまったサモアは、彼らだけでなく隣国トンガにも苦杯を喫する。最終戦でアメリカに競り勝つのがやっとで、またしても予選プールで敗退となった。

これでプレーオフ敗退の99年大会から数えて3大会連続の決勝トーナメント進出失敗となる。代表選手の獲得方法、フィジカルに頼った戦術など、抜本的な転換が必要な時期に来ているのかもしれない。

Pool-A サモア SAM 7 - 59 RSA 南アフリカ共和国 2007-09-09
Pool-A サモア SAM 15 - 19 TGA トンガ 2007-09-16
Pool-A サモア SAM 22 - 44 ENG イングランド 2007-09-22
Pool-A サモア SAM 25 - 21 USA アメリカ合衆国 2007-09-26

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